豪州と日本のビジネス、文化を繋ぐコワーキングスペースdoq89

2021年03月15日

近年、私たちが働く場所はオフィスだけに限らず、自宅やコワーキングスペースなど多様化が進んでいます。
2020年に発生した新型コロナウィルスはその傾向を加速し、今後もリモートワークとオフィスワークを併用したハイブリッドな働き方が続くことが予測されます。

doq89 Upper Floor

新型コロナウィルスは、物理的な距離(ソーシャルディスタンス)の確保を必要とするとともに、人々に生産性・創造性の発揮できる場で働くことへの意識を促すことになりました。
2019年、doq®は時流に先駆け、成長する企業を後押しし、異文化間のイノベーションを促進することを目的としたコワーキングスペースdoq89を設立しました。
doq89は、シドニーの美しい景色を一望できるdoq®本社オフィスの1階に位置し、豪州と日本のビジネス、文化を繋ぐコワーキングスペースです。

日豪を融合させたデザインとインテリア

doq89 Grand Floor

doq89は、doq®のINNOVATION LABとしても機能し、異なる文化とアイデアをつなぐハブとなることを設計上の要点とし、アデレードを拠点とする日本の建築事務所Studio Jigen、文房具やオフィス家具の製造、オフィス空間の設計を手掛けるコクヨ株式会社(以下、コクヨ)とタッグを組み、改修をおこないました。
スペースは文化の多様性と調和を感じながらも、柔軟な働き方が行えるよう、実用性を併せ持つ空間に仕上げました。
豪州の街で見かけるグラフィックアートからインスピレーションを受け、コワーキングスペースのビジョンをタイポグラフィとして壁面デザインに掲載し、また床面には豪州の木材を使用。オフィスデスク、チェアには日本品質の高い機能性をもつコクヨ製品を使用し、同じ空間で働くスタッフ同士の協業を可能とするシンプルなオープンプランのオフィスデザインを採用しました。
シドニーのジョーンズベイワーフという港を活かしながら、豪州と日本のスタイルを緻密に融合させたクロスカルチュラルなコワーキングスペースを実現したのです。

イノベーションを促進する空間設計

doq89 Standing Meeting Space

インテリアデザインは、コワーキングスペースで働く人々が集中して仕事ができる落ち着きを保ちながらも、野心的なプロジェクトを生み出す発想力を刺激する必要がありました。
イノベーションを促進するため、シンプルな空間の中に様々なワークスペースを設計しました。
オープンプランの1階フロアは、ガラスの壁をスライドさせることでシームレスな一つの空間として使用することもでき、また必要に応じてスペースを区切り、ミーティングルームとワークスペースを独立させることも可能とします。

2階フロアは働く人々同士の相互作用に焦点が当てられ、仕切りのないデスクスペースと、気軽なディスカッションを可能とするスタンディングのミーテイングスペースが配置され、またランチタイムにエクササイズをして心身をリフレッシュするワーカーのためのシャワーも完備されています。
個人作業・グループミーティング等、それぞれが働きやすいスペースで仕事ができる環境を実現しました。

新型コロナウィルスによるワーカーの安全を担保するため、現在はコワーキングスペースの新規利用の受付を停止しています。
最新情報に関するお問合せなどは下記よりご連絡ください。
doq89@thedoq.com

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